ミスはいいけど、準備不足はダメ。絶対。ダメ。

こんにちは。
本番中に演奏が周りとズレてしまうことありますよね。
高校生の生徒から、
「試験曲の演奏中、半ばでピアノとズレたことに気付き、分からなくなって止まってしまいました」メールが来てました。
ふむふむ。
「まあズレるよりズレないに越したことはないけど、
『ピアノとずれたこと』よりも『ピアノとずれそうな演奏』をしていることのほうが演奏の印象はとっても悪い。
演奏の審査は『印象』。いくらミスがなくても『ミスがない演奏』としか印象を残せなければ、それはいい印象ではないでしょう。
ミスの有無ではなく全体を通していい音楽を表現できているかのほうがよっぽど印象に影響する。
最後のレッスンではズレそうな演奏はしてなかったよ。
つまりそのミスは審査の大きなマイナス要因にはならないよ。
どうしてハプニングが起きたか反省して修正することは大事だけど、それを引きずることはないよ。」
と、言葉を用意してたのですが、
会って話しを聴いてみると、
「止まる前までは、今までで最高な表現できてたので気持ちよかったです。いい本番でした!」
あ、そう。じゃあ猛省して。