引き出しは価値ある経験でつくられる

   

こんにちは。

 

昨日も今日も明日も演奏です。楽しんでます。

 

練習の際に「何をできるようにするため」か明確に意識することが大事だ、というブログを過去に書きました。

 

 

その練習が「何をできるようにするため」かはっきり意識できたというのは、それは小さなゴールを見つけられたということです。

それはスタートラインに立てたことを意味します。

しかしまだスタートラインなのです。

 

 

次にする練習のゴールは何かはっきり意識していきましょう。

(ちなみに「曲を弾けるようにする。」では、アバウトすぎます。「どの部分」を「どう」弾けるようにするかを明確にしてください。)

 

 

例えば、あるフレーズが上手く奏でられない場合、どうしたら上手くできそうか考え、

(例えば「この3連符をもっと軽快に奏でると良くなりそう」など、)

分析できる限り分析してください。

 

 

練習中に意識するポイントがあります。

それは『コツ』をつかむことを意識すること。

コツを漢字にすると骨。「コツをつかむ」とはつまり「ものごとの芯をとらえる」ということです。

 

この『コツ』をつかむ練習は、もしかしたら無意識のうちにすでにできているかもしれません。

無意識でできていた方は意識的に行い、今までやってなかった方はぜひ行ってみてください。

 

 

順を追って説明します。

 

 

例えば、フレーズの中の3連符がうまくハマらない場合があったとします。僕はよくあります。

フレーズの音楽性を分析し、「流れの中で3連符を正確に奏でる」という意図を持ったとしましょう。これが小さなゴール設定です。(細かければ細かいほどいいですが、「3連符を正確に弾く」くらいの意図でも大丈夫です。)

 

これでスタートラインに立てました。

 

ではそのゴールに到達するためにどうしたらいいかを考えます。

 

「闇雲に反復」練習はしません。この向きでゴールの方向はあっているか「考えて反復」練習しましょう。

 

 

「3連符って自分が思っている以上に早めだな(遅めだな)」と演奏してみたり、

「たーらーらー🎶よりトゥールール♩のほうがハマりがいいかな」と演奏してみたり、

「もう少し重めに感じたほうがいいかな」と演奏してみたり、

自分の中の意識を変化させて色々と試してみます。

 

そして、どのような意識を持って演奏したときにゴールに近づけているか探っていきます。

 

意識を変化させながら「試行」→「調整」を繰り返します。

 

このように自分の意識の変化を作って反復すると、無意識に反復するよりずっと短時間でゴールに近づいていけます。

そしてゴールに到達できたときの「意識」の持ち方を覚えておきましょう。

言葉にしてメモに残せるくらい自分の中に整頓できるとベストですが、はじめのうちは「ファ〜とした感じ」などアバウトでも構いません。

 

大事なのは「結果的にうまく演奏できること」、

ではなく、

「どう意識したらうまく演奏できるかわかること」

です。

 

そして、うまくいったときの意識を今までの意識と区別して留めておきましょう。

自分の中に新しい「引き出しを作って区別する」感覚です。

 

 

「こう意識したら上手くいく」という【自分ルール】を見つけることがコツをつかむことなのです。

【自分ルール】をいくつも持っておくと、新しい壁に当たったときに【自分ルール】を組み合わせて壁を乗り越えられるようになります。

壁を乗り越える時間は短縮されていきますし、

このように頭を使って試行することを習慣にしていけば、

脳も発達していき新たなコツをつかむのにも時間がかからなくなっていきます。

 

 

これは音楽だけではなくスポーツや実生活のなかでも同じことが言えます。

【自分ルール】の引き出しをたくさん作っていきましょう。

 

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