メトロノーム練習その2

   

こんにちは。

 

先日の「メトロノーム練習」の記事では、物理的に正確なリズムを身につけることに関してお話しました。今回はさらに発展して、フレーズ単位や曲の練習にメトロノームを用いるときにお願いしたいことです。

 

先に結論を簡単に言うと、「メトロノームに合わせる」のではなく、自分の演奏が「メトロノームに合っている」か確認するために用いてください。

 

 

先日、個人練習の時間にはずっとメトロノームをかけて練習しているとても模範的な吹奏楽部に出会いました。真面目です。偉いです。

しかし、合奏になると不安定になるし、1人で演奏してみてもやはり不安定なのです。

メトロノームで練習をしているときはメトロノームに合わせられるのですが、メトロノームを外すと何に合わせていいか迷子になってしまっているようでした。

これでは問題が生じます。不安定なのはもちろん困りますし、演奏に推進力が生まれません。推進力だけでなく、時には重々しさ、時には鋭さ、などなど、その曲に適した『ノリ』を作ることができません。

 

こんなときに大事なのは、『自分の中にメトロノームを作る感覚』です。

この「自分のメトロノーム感覚」のことを音楽用語で「拍感」呼びます。

つまり、個人練習でも合奏でも拍感を持ち続けて演奏してほしいのです。

 

合奏では一人で演奏するわけではないので、当然あなた以外の拍感も出てきますよね。そんなときも自分の拍感を消してしまってはいけません。ある時は共演者の拍感を察して、ある時は自分の拍感を渡して、一緒に拍感を創り、共有しましょう

大事なことなのでもう一度いいますが、拍感を消してしまってはいけません。共有することを心がけてください。

すぐにうまく行かなくて大丈夫です。失敗しても大丈夫。そのために合奏練習があるのですから。

 

 

 

拍感が強い人もいれば弱い人もいます。弱い人は「ノリ」を作る力も弱まってしまうので強めていきましょう。鍛えればいいのです。

 

鍛え方として、

①口でカウントを(2拍子の場合「1、2、1、2」と言いながら)しながら演奏する。

②足踏みしながら演奏する。

③メトロノームつけて演奏する。

などがあります。

 

つまり、メトロノームをつけて練習するというのは「拍感を鍛える」ことが目的としてあるのです。拍感を鍛えることを目的とするならば、メトロノームもいいですが、①や②の練習はさらにおススメです。むしろどんなときも必須です。

 

③の場合は発している「音」ではなく、演奏中の「拍感」がメトロノームと合っているかをよく確認してください。この感覚を掴むのには多少のコツが必要です。難易度があがります。

 

 

これらの練習方法でズレる箇所を自覚できれば8割解決です。

微調整の反復を繰り返します。

こうしてズレを自覚し調整を繰り返せば、少しずつですが確実に拍感は強くなっていきます。

 

拍感強めてキレッキレな表現しましょう!

 

 

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