メトロノーム練習

   

レッスンにて。

 

僕「いつもやってる基礎練習やってみて。」

生徒「はい!メトロノームつけていいですか?」

僕「なんで?」

 

『メトロノームに合わせること』自体が目的になってしまっている部活であった出来事で、こういう学校によく出会う。

メトロノームをつけて練習することは効果的だし、勉強になる。しかしこれが目的となってしまってはいけない。あくまで練習方法の1つで目的達成の「手段」だ。

 

ではメトロノームをつけてやるべき練習たちの目的は何か考える。

 

①『物理的に正しい』リズムを理解する。

『物理的に正しい』を強調したのは、単に「正しい」リズムとは場合によって変わるからである。あくまで基準値のリズムとして『物理的に正しい』リズムを体得してほしいからである。

たとえば複数人集まって議論する場合、全員の中に基準となるものやイメージが共有できていると話しが早い。そこから発展したことを議論できる。

音楽の場合も全く同じ。基準値として『物理的に正しい』リズムを共有しているとアンサンブルしやすくなる。しかし、全般的に「流れ」が存在しているクラシック音楽を『物理的に正しい』リズムのみで表現しようとすることは実際ほぼない。小さな伸び縮み、うねりや訛り、タメなどが無数に存在する。共演者の独特のフレーズや、指揮者の「ここは伸びます」みたいな指示にも瞬時に対応できるのは基準を共有できているからだ。

 

基準値となる『物理的に正しい』リズムを理解しておくとアンサンブルが早く出来るのだ。

 

メトロノームを用いた練習の目的の1つであり、

これがプロ奏者、プロ楽団が数少ない合奏で本番に挑める理由の1つである。

 

②③はいずれ書きます。

 

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