Portraits in Rhythm 19 (50 studies for snare drum) / A.J.Cirone

   

 

 

解説

m1 (1小節目)ffかつ山型アクセントで、この曲の最大音量がでます。山型アクセントは音量だけでなくアクセントらしい発音、音色を作ります。
m10からの装飾音符は、偶然ですが32分音符くらいになっています。前に出して本打がハマるようにします。
ちなみにm10の手順はR llR llR(本打が全て右手)でしています。
m15音価の短いロールはストローク数を決めます。速さとダイナミクスによってストローク速度は変わります。4分音符のロールに3ストローク、m23の8分音符に2ストローク入れています。
m16のロールは付点4分音符より実際は短く演奏しています。優先させたのは、リズム>装飾>ロールです。
m29の2拍目アクセントロールのアクセントは単音にしています。右手はつぶさずにアクセント単音演奏し、左手でロールしています。
m51の手順はm10と同じです。
この曲の中ではテンポの変わり目があります。拍感は変えていますが、奏法の大きな変化はありません。ただm4やm54の4&5拍目の付点8分が短くならないように気をつけています。

 

演奏者:前田啓太

武蔵野音楽大学卒業。
ドイツ国立カールスルーエ音楽大学へ留学。同大学大学院修士課程にて満場一致の最優秀の成績を得て帰国。
2011年バーデン文化財団主催の国際音楽コンクール「Kulturfonds Baden Wettbewerb」第1位受賞。
第31回日本管打楽器コンクール・パーカッション部門第2位受賞。
2017年Studio N.A.Tより打楽器独奏によるCD「I Ching」をリリース。
2012・13年サイトウ・キネン・フェスティバル「兵士の物語」に出演。
一般財団法人地域創造による公共ホール音楽活性化支援事業登録アーティスト。

 

 

 

 

《実演広場》とは

全国の音楽を学ぶ方々の参考になる音源制作を目的とした企画です。
決して「正解」や「お手本」ではなく、数ある演奏の中の「参考」の1つとして受け取ってください。真似は学びの通過点です。自由に真似したり取捨選択したりして音楽の学びを深められるように願っています。
〜立ち上げのきっかけ〜
コンクールは好きですか?
誰かに憧れたり、競うこと自体は悪いことではありませんが、「音楽を学ぶ」目的が「高得点を得るため・勝つため」になってしまってはとても残念です。
高得点を得るには、お手本や指導者の言う通りに演奏し、欠点をなくすことは近道です。
しかしそれでは多様性は失われ、排他的になってしまい、音楽を学ぶ本質的な喜びから遠ざかります。

一曲に対し複数のプロ奏者による動画音源を制作しますので、プロ奏者にも多様性があることを感じてください。
プロ奏者でもアプローチも奏法も人によって様々です。
正解を探すのではなく、色々な奏者から「好み」を見つけて自分の好きな「音楽」を探し、あなたの中にあなたの音楽を形成してください。
この動画が少しでも「自分の音楽を探す」手助けになってくれることを願っています。

もしお気に入りの奏者を見つけたら、所属団体の演奏会にも行ってみてライブサウンドを楽しんでくださいね。

前田啓太

奏者の皆様、この企画に賛同いただける方いらっしゃいましたら依頼させていただきたいので是非ご連絡くださいませ。

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